
シラチャは、タイ国内でも有数の日本人街で、日本人の人口密度が高い街です。
そこで今回は、そんなシラチャとはどんな町なのか、日本人街での暮らし方を紹介していきます。
目次
シラチャとは
まずは、シラチャがどのような町なのか、特徴を簡単に紹介します。
シラチャの場所
シラチャは、タイのチョンブリー県にある群の一つです。バンコクのスワンナプーム国際空港からは、車で南に1時間15分程の場所にあります。
シラチャの人口
2019年のシラチャの人口は、32.38万です。
シラチャの歴史
1990年以前のシラチャは漁村だったため、人口や建物も少なかったようです。1990年代になり、周辺工業地帯に日本企業が進出を始めたことで日本人人口が急速に増え、日本人街と呼ばれるようになりました。
シラチャは日本人の人口密度が高い街
現在シラチャには、約3,000人〜4,000人の日本人が居住していると言われています。1990年代から増え始めた日本人の人口のうち、2009年ごろまでは日本人の単身駐在者が多かったのですが、2009年以降は家族での日本駐在員が増えてきています。
家族での駐在が増えた背景としては、シラチャ市内に日本人学校や幼稚園が開校されたことがあげられます。日本人居住者が非常に多いので、日本食レストランや日本人向けの本屋、サービスアパートなどもたくさんあり、世界でも有数の日本人街に成長しています。
日本人の人口が多いシラチャの暮らしはどう?
続いては、シラチャに住む日本人の暮らし方、生活スタイルについて説明します。
シラチャでの買い物
シラチャには、日本人向けのショッピングモールがいくつかあります。
ロビンソン・シラチャ店
シラチャのランドマーク的な存在のショッピングモールです。スーパーマケットや銀行、飲食店などが出店していて、スーパーでは日本食材コーナーも設けられています。
スターバックスや吉野家、マクドナルド、CoCo壱番屋などの日本でも有名なチェーン店が多く、日本食レストランも多く出店しています。
イオン シラチャ ショッピングセンター
日本と同様のイオンモールです。商用面積7,000㎡で3階建ての大型ショッピングモールで、ツルハドラッグやすき家、リンガーハットなどが出店しています。
ロビンソンからスクンビット通りを挟んだちょうど反対側にあります。
Jパーク日本村シラチャ
日本の江戸時代をコンセプトにした和風な雰囲気のショッピングモールです。飲食店が中心ですが、マックスバリュやツルハドラッグも出店しています。ロビンソンから、車で10分程の場所にあります。
また、ロビンソン・シラチャ店より1kmほど北上したところに「セントラルプラザ・シラチャ」が2021年11月にオープンする予定です。
シラチャのグルメ・飲食事情
海に近いシラチャには、海を見ながら美味しい海鮮料理・タイ料理を楽しめるシーフード料理店「ムンアロイ」などのレストランがあります。
また、日本人の多いシラチャには日本食レストランも多く、神戸牛を使った焼肉店や刺身料理が楽しめる居酒屋、寿司屋などがあります。すき家や大戸屋など、日本食チェーン店も出店しているので、日本と変わらない食生活を楽しめるでしょう。
シラチャの病院
シラチャの日本人が多く利用するのが、シラチャにあるサミティベート病院です。バンコクなどタイ国内に7箇所ある国際病院で、シラチャ院には日本語通訳が常駐しています。体調不良の際にも日本語で対応してもらえるので安心です。
シラチャの学校・幼稚園
シラチャには日本人学校や日本語幼稚園があり、教育環境が整っています。日本人学校小学部・中学部の生徒数は442名(2017年)と非常に多く、タイ語や英会話の授業が取り入れられるなど、国際的な人材の育成を目標としています。
また、シラチャにはインターナショナルスクールもあります。
シラチャの公共交通機関
シラチャ市内の公共交通機関としては、小型トラックの荷台を改造した「ソンテウ」や三輪自動車の「トゥクトゥク」があります。モーターサイ(バイクタクシー)もありますが、バンコク市内の主要な移動手段であるメータータクシーは、あまり普及していません。
バンコクまで移動する場合、電車は1日1本しかないため、バスを使うのが一般的です。トゥクコムというショッピングモールの前にバスの待合所があり、エカマイ行きのバスが運行しています。
最後に
シラチャは、日本人の人口密度が高い街として知られ、日本食レストランや日本人向けショッピングモール、日本語対応の病院や日本人学校などの施設が整っています。家族連れで移住する人も多く、現地で日本人同士の交流を楽しむこともできるでしょう。
サービスアパートなど日本人向けの物件も多いため、日本と同じように暮らしたい方におすすめの街となっています。
